元取引先の人脈からいきなり電話がありアポイントを取られネットワークビジネスへ勧誘された事例となります。
今回の事例からみても、懐かしい人から連絡があって、久しぶりにどうしたんだろう?と思ったら30%ほどマルチの勧誘を疑った方が良いでしょう。
まあ少し話すだけでわかりますけどね。
- 新しく独立して事業を始めた
- 将来不安を語る
- 夢を語る
- お茶しようなど誘ってくる
- 具体的な日時を決められアポイントをとってくる
いきなりの電話連絡でこれらの傾向があればマルチ勧誘の可能性がかなり高まりますので注意が必要となります。
それでは今回の実例体験談です。
1年後には月に100万円以上の収入となると言われました
先日、懐かしい人から電話がありました。
数年前に取引先の会社を辞められて、それから連絡を取っていなかった方です。
他愛もな話を電話でした後、
「少し時間がある時に、俺の事務所でお茶でも飲まない?」
というお誘いがありました。
恐らく独立して、新しい仕事をはじめていて、その仕事の話なんだろうと考えていました。
数日後にアポを取り、知人の事務所を訪れました。
簡素な事務所です。
まずは名刺交換をしましたが、何をやっている会社なのか名刺を見るだけではわかりませんでした。
今はどのような仕事をしているのか質問した途端にもう1枚名刺が出てきました。
先ほどとは全く似つかない綺羅びやかな名刺です。
その名刺には化粧品販売、健康食品販売といったようなことが英語で記載されていました。
彼はすぐに、今はネットワークビジネスをやっているんだと話してきました。
彼いわく、ネットワークビジネスの大半は怪しい物なのは事実だけれど、自分のところは違う。
そして、ネットワークビジネスは加入するタイミングが非常に大事で、儲けるタイミングで入ればかなり稼げるし、自分が加入しているネットワークビジネスはまさに今そのタイミングにきているというのです。
その後、パソコンの画面をテレビに写して、そのネットワークビジネスの商品がいかに優れていて、信用性があるかという話を初めます。
一通り話をしてきた後に、年収を聞いてきます。
正直に話すと、その年収では老後への蓄えができないし、これからの日本では蓄えがないと年金だけではとても暮らしていけないよと不安を煽ってきます。
言っていることはわかるのですが正直あまり気持ちの良いものもありませんでした。
ただ、彼の話が本当なのであれば、現時点でも月に30万円程度はこのネットワークビジネスで稼いでいて、1年後には月に100万円以上の収入となるようです。
50歳になった後はアーリーリタイアするつもりだとも言っていて、それが本当であれば正直羨ましいとも感じてしまいます。
話の流れとしては、不安を煽り、解決策を提示するというスタンスなのでしょうから、全面的に信用するわけにはいきません。
今回は昔お世話になった人だから話を最後まで聞きましたが、そうでなければ間違いなく中座していたでしょう。